残された時間
寧々の腫瘍が肺に転移していたため、手術は中止となりました。
残された時間は6ヶ月です。
最初に腫瘍が見つかった時の(病理検査前の)余命宣告は2年でした。
一気に短くなってしまいました。
寧々はまだ5歳です。
うちに来てまだ2年たってません。
1年10ヶ月の間に、胃捻転、残った卵巣摘出と手術続きでした。
今はまだ元気で、いつも通りひっくり返ってお腹を出して寝ている子が6ヶ月後にいなくなるのが信じられません。
うちに来てからも病気で痛いことばかりで、まだまだこれからという時でした。
なんで寧々ばかり?レスキューされて、うちに来てこれからなのに。
まだ何もしてあげれてないよ。夏の川あそびも、冬に広い雪原を走らせてあげるのも、、手術して体調が戻ってきたとおもったら、また手術でやっと身体の問題を解決できたと思ったら、今度は線維腫瘍?
寧々はうちに来て幸せだったかな?
かまってちゃんで、いつも触っていて欲しい仔だから1匹で飼われた方が良かったかもしれない。
犬達の前で泣いたり暗くなるのは止めようと思っていても、ふとした瞬間に思考がグルグルと巡り、涙がこぼれてしまいます。
残された時間を、寧々のまえは涙を見せず、楽しく過ごそうと思いつつも、涙で目が腫れ上がった数日でした。6ヶ月楽しく過ごせるか、自信が無くなっていました。
そんな時に馳星周さんのブログでこんな言葉がありました。
以下、ブログから引用させていただきます。
「7歳までしか生きてくれなかった。
10歳を過ぎても生きてそばにいてくれた。
それは人間の感情だ。
犬にとっては生きた年数など関係ない。
毎日毎日が、その時その時が楽しいか、幸せか。
それだけだ。」
ああ、そうか。
そうなんだ。
犬にとっては、過去も未来もなく、今この瞬間なんだ。
うちに来て幸せにしてあげられなかったんじゃないかという罪悪感などが消えて、ふっと気持ちが楽になりました。
とはいえ、自らその気持ちの境地に立ったわけではないので、やはり涙がこぼれてしまう瞬間はあるのですが、残された6ヶ月をただ泣いて過ごすのではなく、毎日毎日を大切に楽しく過ごそうと切り替えて考えられるようになりました。
言葉の持つ力ってすごいですね。言霊だわー。
寧々には毎日、「大好きだよ。可愛いね。うちに来てくれてありがとう。」と声をかけてます。(あ、他のワンにもかけてますよ。)
今日もうちのワンズは元気で可愛い。それでいいのだ!
by shirogoma99
| 2017-12-01 19:33
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